保存刀剣 大磨り上げ 無銘 島田 二尺三寸一分 拵入り 白鞘付 | 日本刀・刀剣総合専門店『儀平屋』

保存刀剣  大磨り上げ 無銘 島田 二尺三寸一分 拵入り 白鞘付

品番 02-1058

保存刀剣
大磨り上げ 無銘 島田 二尺三寸一分 拵入り

・島田鍛冶。江戸から200km余、東海道53次で知られている23番目が島田宿で、「越すに越されぬ大井川」の対岸にある24番目が金谷宿です。 この交通要衝は戦国期も重要視され、金谷には元亀〜天正年間に武田氏が諏訪原城を築いています。 一門の発祥は室町中期 康正年間(1455-57)頃で、島田に富次という刀工がおり、今川義忠(義元の祖父)から「義」の一字を貰い、義助と改名。この義助を初代として島田鍛冶は幕末まで続いています。 また義助は、相州正広の門人で、一門の作柄は、末相州と末関と伊勢村正にそれぞれ相通じるものがあり、各地の刀工間の交流が盛んであったようです。
刃長は二尺三寸一分反り五分鎬造り庵棟。刀身は三寸程磨り上げられ、今は鳥居反りと成り、切っ先は中鋒。地鉄は板目肌に地沸が付き、刃文は互の目で焼き先が鎬筋を越える躍動感の有る刃紋を焼く。帽子は乱れ込み小丸に返る。茎は磨り上げで鑢目は勝手下がり、茎尻は一文字に切られる。
・ハバキは素銅に銀着一重の腰祐乗。

<拵>
・拵は時代の物です。縁頭は赤銅魚子地菊に車の図、鮫は親粒が付き巻き鮫。目貫は赤銅地菖蒲の図、柄糸は正絹の黒で諸捻り巻きです。鍔は鉄地南蛮鍔で、鞘塗りは黒呂です。

<その他>
・元々は戦国時代に太刀として作られた物ですが、江戸時代に磨り上げられ、打刀と成ったのでしょう。そのため茎が長くバランスは最高です。
居合にも最適ですが、鑑賞用としても最高の一振りです。

<刀剣の状態>
研ぎ: 研ぎは古研ぎですが、大きな錆は有りません。
傷: 欠点に成る様な傷は有りません。

品番 02-1058

   
種別Category 刃長Blade length 二尺三寸一分
反りCurvature 五分 目釘穴a rivet of a sword hilt 2個
元幅Width at the bottom part of blade 27.8mm 先幅Width at the top 20.7mm
元重Thickness at the bottom part of blade 6.5mm 先重Thickness at the top 4.5mm
重量Weight 刀身のみ650g、抜き身820g 時代Period 室町
銘文Signature and Date 表:無銘
登録Registration Code 昭和27年9月27日 兵庫県第13983号
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