現代刀 関住正直作 二尺三寸一分 拵入| 日本刀・刀剣総合専門店『儀平屋』

<体配>
鎬造り庵棟、身幅重尋常、鳥居反りで中鋒。茎は生で勝手鑢がかかり、茎尻は刃上がりの栗尻と成る。

<地鉄>
杢目肌が良く詰み、地沸付く。

<刃紋>
焼き幅の広いのたれ調の直刃を焼く。帽子は直ぐに入り小丸に返る。

<特徴>
関住正直、本名は中田勝郎。岐阜県関市在住で義父の兼秀刀匠に師事する。正直刀匠の刀は戸山流の方が良く使っておられ、故河野貞光刀匠に匹敵する隠れた大業物として、試斬をされている方々の中では有名でしたが、本年2月16日に他界されました。
本作は販売委託されたお客様が、正直刀匠がお亡くなりに成る前に、ご本人から直接購入したものだそうです。刀身の登録は平成25年ですが、未使用の新古品です。

<拵え>
ハバキ：銀無垢一重の腰祐乗。
鍔　　：鉄地金銀銅象嵌打ち出の小槌図（鍔と縁頭は一作の二所物）
縁頭　：鉄地金銀銅象嵌打ち出の小槌図
目貫　：銀地大黒図
柄　　：鮫は親粒が付き、柄巻きは正絹黒の諸捻り巻き。
鞘　　：黒呂塗り。
その他：縁頭、鍔は打ち出の小槌、目貫は大黒図で、凄く縁起の良い拵です。

<刀剣の状態>
研：良好です。
傷: 傷は有りません。