儀平屋オリジナル土方拵付 江州鈴鹿山麓住竹下祐光作之 二尺四寸九分 白鞘入 | 日本刀・刀剣総合専門店『儀平屋』

・本名は竹下善自、大正4年5月20日、滋賀県蒲生郡日野町大窪清水町生まれ、師は父の栄太郎祐光で、のちに大阪の沖芝正次刀匠に師事し、父の名の祐光を継承する。 　昭和16年、文部省後援の日本刀展にて入選、同18年には特選を受賞する。戦前は陸軍受命刀匠としても活躍し、昭和29年文化庁より作刀承認を受ける。昭和39年〜45年までの間、日本美術刀剣保存協会の新作名刀展にて7回連続入選、都合11回の入選を果たす。また晩年には岡山県高梁市三沢（旧手荘町）に移住し鍛刀する。 。

・鎬造、庵棟、身幅太く重厚く豪壮、反り尋常、中鋒。地鉄は板目肌に杢目が交じり地沸付き地景が入る。刃紋は互の目乱れ、尖り刃を交え、匂い明るく、足入る。鋩子は乱れこみ小丸に返る。茎は生で化粧鑢がかかり、茎尻は栗尻と成る。
ハバキは銀無垢二重の腰祐乗に金鍍金がされる。

<拵>
・拵は新物の土方レプリカ金具を使い新調しました。縁頭、鯉口金具、栗形金具、コジリは真鍮に色揚をした一作物です。鮫革は親粒付きで巻き鮫、目貫は枝山椒、柄巻きは表革焦げ茶の 諸捻り巻きです。鍔は鉄地の土方レプリカを使用、鞘塗りは乾漆石目の赤茶色です、また鞘には鳳凰と牡丹の蒔絵風シールを貼っています。下緒は正絹の萌黄色です。

<その他>
・儀平屋オリジナルの土方拵が凄くカッコ良く、新撰組ファンにお勧めですが、ちゃんと試斬にも使える素晴しい一振りです。

<刀身の状態>
・研ぎ：研ぎは古研ぎで、ハバキ元に少し薄錆が有りますが、地刃共に良く見えます。
・傷：鍛え割れ等の傷は有りません。