品番 02-1251
室町時代後期、貝三原の代表工
保存刀剣 三原正吉 二尺二寸 拵入 白鞘付
- 商品価格(税込)
- 350,000円
種別Category | 刀 | 刃長Blade length | 66.6cm |
反りCurvature | 2.3cm | 目釘穴a rivet of a sword hilt | 1個 |
元幅Width at the bottom part of blade | 30.0mm | 先幅Width at the top | 20.7mm |
元重Thickness at the bottom part of blade | 7.3mm | 先重Thickness at the top | 5.2mm |
重量Weight | 刀身650g | 時代Period | 室町時代後期 |
銘文Signature and Date | (表)三原正吉 | ||
登録Registration Code | 平成30年1月24日 神奈川県教育委員会 |
品番 02-1251
<体配>
体配は身幅、重共尋常、腰反りで反りやや深く中鋒。茎は生で、鑢目は筋違い、茎尻は刃上りの栗尻。
彫り物は片チリの棒樋が茎まで掻き流しと成る。
<地鉄>
地鉄は板目肌に杢目が混じり、総体に柾ががかり、淡く白け映りたつ
<刃紋>
尖り互の目で、刃緑所々沸付、刃中は葉が入り、帽子は乱れ込み小丸に返る。
<特徴>
三原派は備後国にて繁栄した一派で、鎌倉末期より室町時代末期に至るまで繁栄しました。鎌倉末期から南北朝期の作を古三原と称し、室町時代中期までの物を
三原、室町時代後期の物を末三原 と称する。また末三原の中でも銘を三原住貝□□と切る物を貝三原と称します。
本作は「三原正吉」銘ですが、刀身を見る限り末関のような出来です。鑑定書には貝三原とは書かれていませんが、恐らく室町後期の貝三原正吉の作だと思われます。
拵は素晴らしい金具が付いており、可なり身分の高い侍の所持品だった事が想像できます。刀身は古研ぎのためヒケ傷や小傷が有りますが、研ぎ直せば冴えるでしょう、古
研ぎの分、価格はお安くなっています。鑑定書は未到着のため、後日別送させていただきます。
<拵え>
ハバキ:素銅地金着一重の総祐乗。
鍔 :赤銅地木瓜形秋草の図。
縁頭 :赤銅魚小地秋草の図。
目貫 :赤銅地大黒の図。
柄 :鮫は大きな親粒が付き巻鮫、柄巻きは正絹黒の諸摘み巻きです。
鞘 :乾漆黒石目。
その他:白鞘、つなぎ。
<刀剣の状態>
研:古研ぎのため、ヒケ傷が有ります。
傷: 疲れによる柾目の緩みが4か所ほどありますが、研ぎ直し時にある程度、押さえられるでしょう。