品番 02-1231
特別貴重刀剣
伯州五代八十翁(信高) 二尺三寸 拵入
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種別Category | 刀 | 刃長Blade length | 69.7cm |
反りCurvature | 1.6cm | 目釘穴a rivet of a sword hilt | 2個 |
元幅Width at the bottom part of blade | 31.0mm | 先幅Width at the top | 17.0mm |
元重Thickness at the bottom part of blade | 6.1mm | 先重Thickness at the top | 4.0mm |
重量Weight | 刀身658g、抜身950g | 時代Period | 江戸中期 |
銘文Signature and Date | (表)伯州五代翁(以下切れ) (裏)天明二壬寅年二月吉(以下切れ) |
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登録Registration Code | 昭和40年5月25日 栃木県育委員会 |
品番 02-1231
<体配>
鎬造り庵棟、身幅重尋常、鳥居反りで中峰、やや区が送られているが、茎は生で切り鑢がかかり、茎尻は刃上がりの栗尻。
<彫物>
差し表は倶利伽羅、差し裏は護摩箸と蓮華に、不動明王の梵字が彫られる。
<地鉄>
板目肌が良く詰んで、地沸が細かく付く。
<刃紋>
小沸出来の乱れ刃で、元を直刃で長く焼き、表裏の揃う腰開きの大互の目となる。帽子は焼詰風、沸づいて尖りごころに返る。
<ハバキ>
のみ込みは素銅時赤銅着、先は素銅地金着の二重ハバキ
<特徴>
伯州五代八十翁(信高)、尾張新刀である五代伯耆守信高の作品で、伯州五代竹里館米布信高とも銘をきる。美濃国関三阿弥派の兼國の末と伝える信高は、政常
、氏房と共に尾張新刀を代表する刀工です。
慶長のはじめに初代が美濃から尾張清洲城下へ、その後、名古屋城が完成した慶長十五年頃に名古屋に移住します。初代信高の匠銘と技術は二代信高に受け継が
れ、その後も代々尾張徳川家の藩工として栄え六代まで続きます。一派は初代から五代までが「伯耆守」を受領している尾張刀匠の名門であります。
本作、貴重な五代信高で、年齢と年期を切った資料的価値のある名品です。付属する拵は新しく、鞘は新品で鯉口の刃側15cmに補強が入っています。鑑賞用
だけで無く居合にも使えます。
<拵え>
ハバキ:のみこみが素銅地赤銅着、先は素銅地金着の二重ハバキ。
鍔 :鉄地武者の図。
縁頭 :素銅地講武所拵金具。
目貫 :龍の図
柄 :鮫は親粒が付き巻き鮫、柄巻きは正絹納戸色の諸摘み巻き。
鞘 :黒石目鞘。
<刀剣の状態>
研ぎ: 古研ぎのため、ヒケが有ります。
傷: 欠点に成るような傷は有りません。