現代刀 信濃國次平作 八寸六分 白鞘入| 日本刀・刀剣総合専門店『儀平屋』

<体配>
平作り庵棟、反り無し、ふくら程よく枯れる。茎は生で筋違い鑢がかかり、茎尻は栗尻と成る。
彫り物は差し表に護摩箸、差し裏には棒樋が彫られる。

<地鉄>
板目肌が流れ、地沸付く。

<刃紋>
互の目が湾れ足入り、刃緑小沸が良く付き砂流しかかる。帽子は乱れ込み小丸に返る。

<特徴>
信濃國次平、本名は高橋次男、昭和２年長野県坂城町に生まれ、昭和２２年人間国宝 宮入昭平（行平）刀匠の門人となり、昭和４４年に独立するまでの２０年以上の 長きにわたり師の仕事を支えた　宮入昭平刀匠の一番弟子で有り、師の作風を最も強く引き継いだ刀匠でもある。高松宮賞２回、文化庁長官賞、日本美術刀剣保 存協会会長賞３回、薫山賞等多数受賞。平成元年に無鑑査となり、平成２年 長野県無形文化財に認定される。平成８年没。

<拵え>
ハバキ：素銅地金着一重の石目地。
白鞘が付属。

<刀剣の状態>
研ぎ:　古研ですが、概ね良好です。
傷:　欠点になるような傷は有りません。