品番 04-1025
保存刀剣 秀明作(堀井秀明) 三笠 七寸五分 白鞘入
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・日露戦争当時、三笠艦は東郷元帥の乗艦する連合艦隊の旗艦であり、日本海海戦にてバルチック艦隊を殲滅した軍艦として有名。前年の黄海々戦では後部二連装の主砲の一門が破壊されたために主砲を改装しましたが、破壊された主砲の残鉄を使って刀剣を作る計画が起こり、当時の最高峰の刀匠である室蘭の堀井秀明に依頼して作ったのが三笠刀です。
秀明刀匠は明治19年生まれ、堀井胤明刀匠に入門、その後、胤明刀匠に見込まれて娘婿となり、大正二年に秀明と改名。大正7年北海道室蘭製鋼所の専属刀匠となる。また秀明刀匠は秩父宮、高松宮、東久邇宮等、宮家の軍刀他、宮内省よりの依頼で恩賜の短刀を鍛えました。昭和9年帝国美術展では最高賞を受賞。昭和18年には元帥刀の製作を拝命しました。正に戦前の最高の刀匠と言えます。本作は銘文に「三笠」と切られた短刀で、日本の歴史を語る貴重な名短刀です。
・平作り、庵棟、体配は尋常で、ふくら程良く枯れる。地鉄は小板目が詰み、総体に柾がかり砲材を使用しているためか細かい地景がよく顕れている。刃文は、広直刃調に互の目が交じり、沸が強く、刃中よく働く。
ぼう子は直に入り小丸に返る。茎は生で化粧鑢がかかる、茎尻は栗尻。
・ハバキは素銅の腰祐乗に金鍍金かかる。
<刀剣の状態>
研ぎ: 研ぎ上げたばかりです。
傷: 傷は有りません。
品番 04-1025
種別Category | 短刀 | 刃長Blade length | 22.7cm |
反りCurvature | なし | 目釘穴a rivet of a sword hilt | 1個 |
元幅Width at the bottom part of blade | 20.5mm | 先幅Width at the top | 15.5mm |
元重Thickness at the bottom part of blade | 5.8mm | 先重Thickness at the top | 4.0mm |
重量Weight | 刀身のみ100g | 時代Period | 昭和初期 |
銘文Signature and Date | (表)三笠 (裏)秀明 |
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登録Registration Code | 平成25年7月17日 神奈川県第78399号 |