品番 02-1127
委託品
保存刀剣 無銘(文珠) 二尺二寸二分 特別貴重小道具 黒呂鞘打刀拵付
- 商品価格(税込)
- 完売致しました
種別Category | 刀 | 刃長Blade length | 67.3cm |
反りCurvature | 1.4cm | 目釘穴a rivet of a sword hilt | 1個 |
元幅Width at the bottom part of blade | 31.0mm | 先幅Width at the top | 22.0mm |
元重Thickness at the bottom part of blade | 7.2mm | 先重Thickness at the top | 5.5mm |
重量Weight | 刀身620g、抜き身940g | 時代Period | 江戸時代初期 |
銘文Signature and Date | 無し | ||
登録Registration Code | 昭和45年7月28日 和歌山県教育委員会 |
品番 02-1127
<体配>
鎬造り庵棟、身幅、重尋常、鳥居反りで中峰。茎は大磨り上げで鑢目は切、茎尻は一文字に切られる。彫り物は表裏に片チリの棒樋が茎尻まで掻き通しと成る。
<地鉄>
板目肌に地沸付く。
<刃紋>
小沸出来の中直刃、喰い違い刃を見せ刃縁砂流しかかる。帽子は直に入り小丸に返る。
<特徴>
文珠とは、大和手掻派の末裔の事を言い、代表工としては文珠九郎三郎重國が有名です。重國は徳川頼宣に従って紀州に行き、一門は江戸時代末まで続きますが、その他の文珠鍛冶は大和や摂津にて鍛刀していました。
本作は大和の文珠一派の作品だと思われます。元の目釘穴が分からない程磨り上げられており、元々は手掻として伝わってきた刀です、そのため、拵の金具類は素晴しい物が付いており、鍔と縁頭は一作で美濃か藻柄子宗典だと思われ、目貫の武者の図は腰が高く良い物で、こちらも藻柄子宗典製と言ってもおかしく無いと思います。拵には特別貴重小道具の鑑定書が付いています。また保存刀剣鑑定書は未到着のため、後日の発送と成ります。
<拵え>
ハバキ:素銅地銀着、金着の一重。
鍔 :赤銅地秋草の図。
縁頭 :赤銅魚子地秋草の図。
目貫 :赤銅地馬上武者の図。
柄 :鮫は巻き鮫で親粒が付く、柄巻きは正絹白の諸摘み巻き。
鞘 :黒呂。少し凹みが有ります。
その他:白鞘とつなぎが付属
<刀剣の状態>
研ぎ: 古研のためしみの様な小さい薄い錆が有りますが、研ぎで全て取れます。また鑑賞には差し支え無いと思います。
傷: 欠点に成るような傷は有りません。