昭和刀　忠行　二尺一寸九分　98式軍刀拵入| 日本刀・刀剣総合専門店『儀平屋』

・忠行。本名田口忠行、佐賀県で鍛刀していた刀匠で陸軍受命刀工です。 刃長は二尺一九分反り六分厘鎬造り庵棟。体配は身幅太くゴリっとした姿で中鋒と成る。地鉄は小杢目が詰み地沸付く。刃文は互の目で尖り刃が交じる。帽子は乱れ込み小丸に返る。茎は生で勝手鑢がかかる、茎尻はやや刃上がりの栗尻となる。
・ハバキは真鍮地一重の銀鍍金。

<拵>
・拵は98式軍刀拵です、切羽の数は6枚で番号は鍔も含め101で揃っています、鞘や金具類に痛んだ所は無く、未使用のような感じの程度の良い軍刀拵です。

<その他>
・紀元二千六百二年（昭和17年）はちょうど大東亜戦争の戦局が転換点と成る年ですが、まだまだ日本軍は元気な時で、この軍刀もその頃に作られたものです。

<刀剣の状態>
研ぎ:　研ぎは研ぎ上げてばかりです。
傷:　欠点に成るような傷は有りません。