現代刀 筑州住國天作 二尺四寸五分 拵入| 日本刀・刀剣総合専門店『儀平屋』

<体配>
体配は鎬造り庵棟、身幅重共尋常、鳥居反り、中鋒。茎は生で化粧鑢がかかり、茎尻は浅い刃上がりの栗尻と成る。

<地鉄>
板目肌が流れ、地沸付く。

<刃紋>
互の目丁子刃、足良く入り、匂口明るく、刃中稲妻が光る。帽子は乱れ込み小丸に返る。

<特徴>
筑州住國天、本名小宮治気、福岡県大牟田市在住。小宮安光(安気光)刀匠のご長男で國治刀匠のお孫さんにあたります。 師匠は河内國平刀匠で高見國一刀匠や清田國悦刀匠は兄弟子と成ります。 やはり河内一門だけあって上手で、新作刀展では平成１８年初出品で努力賞（新人賞）、平成１９年、２０年入選、平成２１年努力賞、平成２２年入選、平成２３年努力賞、平成２４年優秀賞 平成２５年、２６年、２７年、２８年努力賞を受賞と多くの賞を受賞している、若手NO.1の刀匠です。
本作、３年前に弊社の特注刀剣として納品した物です。拵は多少の使用感は有りますが刀身には目立ったヒケは無く錆も有りません、変え鞘もその時に製作した物です。長さは二尺四寸五分有りますが 抜き身で960gと軽くバランスが抜群で直に居合で使えます。また柄巻の変更、縁頭等の交換等に付いては承りますので、是非ご相談下さい。

<拵え>
ハバキ：銀無垢一重腰祐乗。
鍔　　：鉄地車輪に菊図透鍔。
縁　　：鉄地肥後。
頭　　：水牛角。
目貫　：龍図。
柄　　：鮫は巻鮫で親粒が付く、柄巻は正絹黒の諸捻り巻き、頭は掛巻き。
鞘　　：黒呂、同じ仕様の替え鞘が付属。

<刀剣の状態>
研：概良好です。
傷：欠点に成るような傷は有りません。