源寿王（柳川直弘） 二尺四寸二分五厘| 日本刀・刀剣総合専門店『儀平屋』

・ 源寿王（柳川直弘）（三代直弘）、本名は柳川昌喜、大慶直胤の末葉です。 明治43年二代直弘である柳川才次郎の子として生まれる、師は父の二代直弘。昭和3年父より刀鍛冶を継承、戦後は昭和30年より鍛刀を再開、平成6年9月に87才にて没す。晩年に刀工銘の「直弘」を大宮在住の弟子の松原英一氏に譲り晩年は「寿王」と号す。 門人には松原英一真弘（四代）小島寛直弘（五代）などがいる。

・鎬造、庵棟、身幅重尋常、中間反り、中鋒。地鉄は板目肌に柾が交じり、地沸つく。刃紋は互の目丁子に尖り刃が交じり、足良く入る。ボウシは乱れ込み小丸に返る。茎は生で化粧鑢がかかる、茎尻は刃上がりの栗尻。 彫り物は片チリの棒樋がハバキ下に掻き流しと成る。
・ハバキは素銅一重の金鍍金

<拵>
・金具類は新物です。縁頭は勝虫の図、鮫革は黒鮫、目貫は勝虫の図（新品）、柄巻は表革黒の諸捻り巻きです（新品）。鍔は鉄地勝虫透かし（新品）、鞘塗りは黒呂です。

<その他>
・源寿王（柳川直弘）（三代直弘）が鍛刀した渾身の一振り、重量が軽くバランスが良いので居合に最適です。

<刀剣の状態>
研ぎ:　研ぎは古研ぎで、ヒケ傷が有ります。
傷:　欠点に成るような傷は有りません。