品番 01-1179
大業物
兼道作 二尺四寸 拵入
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・関住兼道、本名は小島時二郎、明治32年7月1日生まれ、岐阜県関市にて鍛刀していた刀匠で、初銘は兼時と名乗ったが、中山博道先生より道の字を賜り兼道と改める。元陸軍受命刀匠、昭和16年新作日本刀展覧会の刀匠と位列では、最高位の特別名誉席(鍛刀総匠)に列せられています。なお現在活躍中の兼道刀匠はお孫さんにあたります。
・鎬造、庵棟、身幅重尋常、中間反り、中鋒。地鉄は杢目肌が詰み地沸付く、刃紋は互の目で尖り刃を交える。鋩子は刃紋成りに入り小丸に返る。茎は生で鑢目は鷹の羽、茎尻は刃上がりの栗尻と成る。
・ハバキは素銅一重の金鍍金
<拵>
・縁頭は時代の物で、肥後赤銅磨き地高波の図、鮫革は親粒が付き黒鮫、目貫は蜂の図、柄巻はスエード黒の諸捻り巻きです。鍔は時代の鉄鍔で海老の図です。鞘塗りは黒呂で、塗りの痛んでいる箇所が有りますが割れは有りません、鯉口には銀の金具を装着しています。
<その他>
・本刀は茎に桜に関の刻印が残っている所から、関刃物工業組合が製作した刀と思われますが、軍刀ハバキで無い事と、長さが二尺四寸有る事から考えて軍刀の拵には入っていなかったと思われます。
・しっかりした打刀拵入っており、試斬に最適の一振りです。
<刀剣の状態>
研ぎ: 研ぎは古研ぎですが、目立った錆は有りません。
傷: 欠点に成るような傷は有りません。
品番 01-1179
種別Category | 刀 | 刃長Blade length | 二尺四寸 |
反りCurvature | 六分五厘 | 目釘穴a rivet of a sword hilt | 1個 |
元幅Width at the bottom part of blade | 31.5mm | 先幅Width at the top | 21.5mm |
元重Thickness at the bottom part of blade | 6.2mm | 先重Thickness at the top | 5.0mm |
重量Weight | 刀身:770g、抜き身:1,100g | 時代Period | 昭和 |
銘文Signature and Date | (表)兼道作 (裏)昭和十六年二月 |
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登録Registration Code | 昭和26年3月13日 神奈川県文化財保護委員会 |