現代刀 相模國住靖要作（元靖國刀匠） 二尺五寸二分　本拵入 | 日本刀・刀剣総合専門店『儀平屋』

・相模國住靖要、本名は増田要、大正4年1月10日栃木県生まれ、神奈川県茅ヶ崎住。元東京九段靖國神社内日本刀鍛錬会刀匠、昭和19年元陸軍大臣杉山大将より「靖要」を受銘する。その間、靖國神社奉納刀、陸海軍の軍刀を鍛錬する。戦後は昭和28年より作刀を再開し、新作刀展では優秀賞を含む数々の賞を16回受賞する。

・鎬造、庵棟、身幅重尋常、腰反り、中鋒。地鉄は板目肌に地沸厚く付く、刃紋は小沸出来の中直刃で小足が入る。帽子は直ぐに入り小丸に返る。茎は生で切鑢がかかる、茎尻は栗尻となる。

・ハバキは銀無垢一重の腰祐乗。

<拵>
・拵に使用している金具類は時代の物です。縁頭は鉄地松に千鳥の図、目貫は雨中孤舟図、柄巻きは正絹黒の諸捻巻き。鍔は鉄地木瓜形、鞘塗りは黒石目。

<その他>
・樋は有りませんがバランスが良いため、長さの割りに軽く感じます。また反りは1.5cmですがハバキ元で反っているため、実際の反りは2.0cmくらいの感じです。

<刀剣の状態>
・研ぎ：研ぎの状態は古研ぎです。目立った錆は有りませんが、耐水ペーパで摺ったような所が3箇所ほど有ります。
・傷：欠点に成るような傷は有りません。