品番 01-1165
保存刀剣
無銘 末手掻 二尺三寸一分 拵入
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・大和五派の一つ手掻派は奈良東大寺の西の正門である輾磑門(てんがいもん)の門前に住して東大寺に従属し、鎌倉時代後期の包永を祖とし室町時代まで続きます。包氏、包友、包吉、は後に美濃に移住し「包」の字を「兼」に改め、それぞれ兼氏、兼友、兼吉、と名乗ったと云われたいます。その手掻派の中で室町時代の物を総称し末手掻と言います。本作は地鉄精良につみ、地刃良く沸付き、明るく冴え、末手掻の特徴が良く示された作品です。
・鎬造り庵棟、体配は鳥居反りで切っ先は中鋒と成る。地鉄は板目肌が柾心と成り流れ、地沸付く。刃文は小沸出来の中直刃で、喰い違い刃、二重刃が交じる。帽子は直ぐに入り小丸に返る。茎は大磨り上げで、切鑢がかかり、茎尻は一文字に切られる。
ハバキは素銅地金鍍金の二重。
<拵>
・拵は時代の物です。縁は赤銅魚子じ葡萄の図、頭は水牛の角です。鮫は親粒が付く、目貫は赤銅地明秋草に図、柄巻きは正絹黒色の諸捻り巻きです。鍔は赤銅磨き地菊影透かしに銀の覆輪が付く。鞘は黒色の変わり塗りです。
<その他>
・大磨り上げのため、茎が長くバランスが良いので、居合に最適な一振りです。
・保存刀剣鑑定書は未だ到着していないため、鑑定書は後日発送させていただきます。
<刀剣の状態>
研ぎ: 3月の保存審査の前に研ぎ上げたばかりです。
傷: 鎬地に小傷が有りますが醜い傷では有りません。
品番 01-1165
種別Category | 刀 | 刃長Blade length | 70.1cm |
反りCurvature | 1.2cm | 目釘穴a rivet of a sword hilt | 2個 |
元幅Width at the bottom part of blade | 29.0mm | 先幅Width at the top | 19.0mm |
元重Thickness at the bottom part of blade | 7.0mm | 先重Thickness at the top | 5.0mm |
重量Weight | 刀身のみ720g、抜き身1,000g | 時代Period | 室町初期 |
銘文Signature and Date | 無銘 | ||
登録Registration Code | 平成25年4月18日 兵庫県教育委員会 |